サイトマップ

豊橋区・板橋区の外壁塗装をお考えのお客様に、スマイルユウが、サイディング外壁材の種類と工法をお伝えしています。

サイディング外壁はレンガ風やタイル風、木目調など様々なデザインが
ありますが、実は材質や施工方法にも違いがあり、これはいつ
作られたかが関係しています。そのため、材質や工法の違いについて、
サイディング外壁材の歴史をふまえてご説明したいと思います。

サイディング材は一般の在来木造住宅のモルタル外壁の代わりとなるもので、防火性能があり、
工場生産ができて更に扱いは木材に近く大工さんが施工できることから、工期の短期化などもあって
各メーカーが生産を行うようになり、昭和40年代頃から少しずつ普及してきました。

50年代になるとツーバイフォー住宅などを中心に横貼りサイディング材などの普及に伴い、
多くの住宅で使われ始めました。50年代後半にはピークを迎えますが、サイディング内部に含まれる
石綿(アスベスト)に発がん性物質が含有していることから、60年頃より石綿(アスベスト)から
代替え繊維に材料の切り替えが行われました。当初の製品の中には品質が悪い材質の製品も販売されており、
この粗悪品サイディングを塗替えリフォームする際には注意が必要です。

平成50年頃~
レートの製法「抄造法」(ショウゾウホウ) ニチハ・クボタ
・鋳型プレス製法「硬質木片セメント板」三井木材
平成54年頃~
し出し成型法 昭和電工
・一体成型法 松下電工・旭硝子
平成61年頃~
造法(ショウゾウホウ) ニチハ・クボタ
・押し出し成型法 昭和電工・松下電工
・一体成型法 松下電工・旭硝子
平成5年頃~
色、多彩のサイディングが普及する
平成10年頃~
リアトップコートが無機、フッ素、アクリルシリコン系の高耐久塗装が使用される
近年では
水性塗装 ナノ親水
・光触媒+無機塗装

上記の年代別の経過を見ても、年を追うごとに素材も変化しているのがおわかりになると思います。
特に注意をしなければならない材質としては「抄造法」(ショウゾウホウ)た製品で、
内部結露の影響を受けやすく、一度サイディング内部に水分が吸収されるとその水分により表面の塗装
(防水性能)の塗膜を剥離する原因になりますので、その材質を見分ける知識も必要になります。

サイディング材の施工方法は大きく分けると直貼り工法と外壁通気工法の2種類があります。

この工法は柱(間柱)外部に防水シートを貼った上に
直接サイディング材を貼る工法です。
サイディング材と防水シートの間に空間が無く室内と屋外の気温差が
生じ、結露(水滴)が発生します。
その水分が、サイディング裏側と防水シートの間で逃げ場が無く
そのままサイディング材に浸み込み、サイディング材内の水分が
サイディング外面の塗装表面まで影響を及ぼし膨れや剥がれが
起こります。

またその水分の吸収により、サイディング材料自体にも、
気温の差による伸び縮み現象の影響を与えます。
特に寒冷地ではこの直貼り工法で貼ってしまうと
結露による塗膜剥離現象が見られ、塗装をすることは出来ません。

通気工法はサイディング裏面と防水紙の間に15mm程度の隙間が
あり、その間の空気層が湿気を乾燥させて、サイディング材への
水分の吸収をさせない効果があります。

平成12年4月以降は法律によりこの通気工法が標準工法として
取り入れられましたが、中には直貼り工法で貼られている建物も
ありますので、塗替えの際にはその違いを調査する必要があります。

既に表面の塗装が剥離しておりサイディング自体が水分を吸収し劣化
している場合は、通気工法に新規貼り直しが必要な場合もあります。

直貼工法か外壁通気工法かは見た目ではわかりませんが、
専用の調査器具を使うことで現在の外壁を剥がすことなく調べることができます。
事前の調査をしっかり行わずに外壁塗装を行うと、数年後、もしくは
もっと早くに問題が出てきてしまうことになってしまいます。
外壁塗装で失敗しないために、サイディング材に知識のある外壁塗装リフォームを
行える工事会社にご相談されることをオススメします。