建てた年代により建物の造りが違う

鉄骨造、鉄筋コンクリート造の建物は
とても頑丈に作られているのですが、実は建てた年代により
建築基準法により定められている建物強度に違いがあります。

またその年代により、
同じ部材でもその強度や使い方にも違いがあり、
その違いにより数年後の 外装リフォームの方法が
多少違ってきますのでご注意ください。

ではそのちょっとした違いをご説明させて頂きます。
まず強度について。
建物強度については建物の耐震強度と言い換えても
良いかもしれません。

日本は地震列島とも言われ、
全世界で起きているM6以上の地震の約20%が
日本列島近郊で起きております。

その為地震による建物に与える影響がとても大きく、
耐震に関する技術も他の諸国に比べると
進んでいるのではないでしょうか。

年代による耐震基準の大きな違いとして、
昭和56年に基準が見直され、それ以前が旧耐震、
それ以降は新耐震ということになります。

それ以降の建物の方が、
同じ年月を経過しているのであれば状態が良く、
当然建物を造る技術自体も上がっており
使用素材も良くなっております。

それ以前の建物になりますと、
昭和46年以前と以後に基準が変わり、
それ以前の建物は鉄筋の間隔がさらに広く、
地震やひび割れに対しての強度はさらに劣ります。

このような年代による状況を踏まえた上で、
建物のメンテナンスをする必要があります。

それはどのようなことかと言いますと、
外装リフォームを行う際に以前に建てられた建物だからといって、
これまでと同じ仕様に戻す外装リフォーム工事をすることは
無いということです。

建物自体の強度以前に
建物に関する防水性能に関することもそうですが、
外装の仕上げ材料についても現在の技術に適応した
材料であったり納まりを考える必要があります。

具体的な例として、たとえば共用廊下の床仕上げなど、
建築当時はコンクリートモルタルの素地仕上げで
それなりに良かった時代もあったかもしれませんが、
その後タイル貼りなどの意匠やデザイン性耐久性を
考慮した素材が使われるようになり、
また現在ではデザイン性と防水性と安全性が優れている
ノンスリップ型のシート貼りが主流となり、
施工性やコストと耐久性の両面が考えられております。

では改修工事をする際は
どのようなことに注意をしたらよいでしょうか?
建物の基本的な強度は変える事はできませんが、
建物が建てられた年代に応じてあらわれる
傷みの症状に合わせた改修工事をすることと、
近年の優れた材料や工法で施工することで、
今までより耐久性が強く、
より住みやすい建物にすることができます。

鉄骨・鉄筋コンクリート構造の建物自体の耐久年数は
50〜60年と言われておりますが、
その耐久年数を長くするのも短くするのも
定期的なメンテナンスの対応次第になりますのでご注意ください。

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